トリプルメディア

企業がインターネット上の空間をマーケティングを行う上で重要な場所だとの認識がコロナウイルスの流行とそれに伴う自粛によって強まっています。

特にそれまでインターネット広告によって多くのコンバージョンを獲得していた企業が、コンテンツマーケティングに切り替える事例が多く見られています。これは今後の経済の見通しが不明瞭なために一旦は広告費を抑えようとする動きに加えて、近年Google検索のアルゴリズムがより権威や信頼性に重点を置いたアップデートが行われている事でSEOで上位を目指しやすくなりつつあるということも要因として考えられます。

ただし、広告費を減らした場合は一時的にコンバージョンも減ってしまうことが予想されるため、その分をカバーするためあらゆるメディアを駆使して顧客をつなぎとめておきたい所です。

ここでは、そのように広告費を抑えつつも、いかにして露出やコンバージョンを増やすか、まずはどういったチャネルがあるか既存のメディア形態であるトリプルメディアのおさらいをします。

トリプルメディアとは

トリプルメディアとはインターネット上に存在するプラットフォームのカテゴリーのことで主に消費者に対して接点を持つことが出来る代表的なメディアになります。カテゴリーとして大きく分けるとオウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアの3種類に分けられます。

オウンドメディアとは

オウンドメディア(owned media)は企業が「独自に制作」し運営しているメディアです。これには自社サイトに用意したブログや自社SNSアカウント、動画などのコンテンツ等、自社で行っている媒体全てが該当します。

オウンドメディアを制作するメリットとしては自社サービスの広報であると共に、自社サイトではカバーし切れないキーワードを取りに行くというSEOの狙いもあります。どうしても会社のサイトでは堅苦しい記事が中心になってしまうため、ユーザーに伝わりづらい側面があり、その点をフォローするのがオウンドメディアの役割です。

ペイドメディアとは

ペイドメディア(paid media)は有料広告全般を指し、GoogleとYahooのリスティング広告から、SNS広告、あるいは純広告(WEB媒体に限定)まで全ての課金型メディア(コンテンツ)が対象です。こちらはプラットフォームとしては

アーンドメディアとは

アーンドメディア(earned media)は対象がオウンドメディアと若干重複しますが、ブログやSNSが中心となったメディア全般を指します。ただし、オウンドメディアとは異なり、アーンドメディアでは自社で運営するブログである必要はなく、noteのように世の中で広くユーザーを抱えているプラットフォームが選ばれます。

またSNSであれば自社が有するアカウントである必要はないものの、自社社員のアカウントであったり、自社キャラクターのアカウントを用意して運用するといったことが多く見受けられます。

アーンドメディアは主にコミュニティの作成や各人との距離感を埋めることを目的として行います。オウンドメディアが自分たちから一方通行で不特定多数に情報を発信するのに対して、アーンドメディアでは自分たちだけではなく他人の情報を取り上げたりと、より繋がりとそれを強化することを意識した運用を行います。

トリプルメディアを駆使して情報発信すべきか否か

企業がどういった手段を用いてインターネット上でマーケティングを行うかは様々ですが、順番としてはペイドメディア→オウンドメディア→アーンドメディアの順に強化していくケースが多いように思います。

ただし、ペイドメディア以外のカテゴリーに関して、運用する事はそれだけ媒体の制作物も含め長けた人が自社内に存在しない限り結果を出す事は難しく、とりあえずやっている、ということに繋がりかねません。そのため「やりたいこと」と、「やれること」を整理して、実行して行けるものを続け精度を高めていく事が重要です。

特にオウンドメディアの場合で上手くいくパターンとしては他社にないサービスであったり、技術や知見がある場合です。その場合内容自体が価値を持ち、他社が参入しづらい状況でもあるためトラフィックの獲得は難しくありません。

一方で特徴が見込めない事業や規模がそこまで大きくない場合、コンテンツ化した際のインパクトとして訴求しづらい点は否めません。その場合はどうやってメディアを活用するかというプランニングから始める必要がありますので、多角的に情報や意見を収集して検討する必要があります。